12.04.20
突板
内装やインテリアで使用される木質系の素材にはいくつかの種類があり、『無垢材』や『単板貼り』・『樹脂シート貼り』など様々な種類があります。
その中でも、突板は木材を薄くそいだ板の事で厚みは0.2〜0.6ミリ程度の単板です。
これを合板やMDF(中質繊維板)に仕上げる事で無垢材よりも精度が均一で非常に軽く、木(モク)の性質で起る『反り』を軽減する事もできます。そして、無垢材では取り入れることが難しい銘木でもコストを押え使用することができ、天然木を使用していますので木の暖かさや温もりを感じる事ができる素材です。
インテリアデザインで木を使用すると考えた時に、無垢材よりもコストを押さえる事ができる突板仕上げを、すべてに場所に使用してしまえば、やはりコストも上がります。店舗デザインのマテリアル厳選にとって大切な事は、空間のバランスがとれたマテリアル選択と少量でもその素材を効果的に感じて頂くための仕掛けが重要になってくると考えます。
クレスデザイン
インテリアデザイナー /ディレクター 江畑 欣忠(Yoshitaka Ebata)