歯科医院やクリニックの内装デザイン(設計)では、歯科医院特有の診療形態や患者さんのニーズを踏まえ設計することが欠かせません。開院後、ショップや飲食店とは違い気軽に入ることが難しいクリニックでは内装の雰囲気はもちろん、外観のデザインも集患する要素の1つとなります。
気が付いてもらうために
計画場所や地域にもよりますが、どのように認知してもらい集患すか検討しデザインする必要があります。
患者さんにとって歯科医院の選定は常に∞です。
どの歯医者さんに行ったらいいのか…正直わからない。
どこに歯医者さんあるんだっけ? 変な場所だったらどうしよう…知り合いに聞いてみよう…など
歯科医院の設計を行っていると街中には歯科医院がたくさんあることに気が付きますが、歯科医院を手掛ける前までは見落としている医院が多くあったように思えます。
近年の歯科医院の外観では閉鎖された空間ではなく、通りから受付・待合が見えるような医院デザインも増えてきています。美容室の様に見通しの良いデザインを行う事によって医院の雰囲気も感じやすくなり、地域の人へ多くの情報を伝えする事ができるようになるからです。
綺麗な場所・優しい雰囲気・上品な感じ・落ち着いてる感じ…?? 歯科医院なんだ!!
そのどれもが見通しが良くなるからこそ感じられる情報です。そして内装デザインを看板として利用している歯科医院も増えてきています。
逆に地域密着型の計画を行う場合や、自費治療だけを行う歯科医院の場合は、見通しが良すぎるデザインを行うと悪い方向で作用する可能性もありますので見通し配分が重要となります。
目を引く光
照明は日没付近から効果を発揮してきます。照明の光は自然光に勝る事は限りなく難しい光源です。
夕方、日常生活の中で街を歩いているとお店の光が目に飛び込んで来る事を感じたことはありませんか?
『新しいお店ができている』『こんなところにレストランがあったんだ!』など
このタイミングが一番認知されやすい瞬間となります。
空間を輝かせる照明は、医院設計を行う上で欠かせない計画となります。照明計画をしっかり行わないと空間が間延びしてしまい選んだ素材が台無しになってしまう可能性もあります。また、照明は空間を明るく照らす設備ですが同時に影を演出する大切な設備です。医院デザインを行う際は主照明、間接照明、スポットライト、意匠照明を気に掛けデザインすることが重要です。
照明選定時に気をつける事
色温度(K=ケルビン)・光束(Lm=ルーメン)・照度(Lux=ルクス)・ワット(W=ワット)を気にしていただくことが良いかと思います。LED照明が支流になった現代ではLm表記が多くなっておりW表記は○W相当と置き換わっています。診療内容によって変わります、歯科医院の診察室では750Lux近辺の明るさ目処に考えて行くと良いかと思います。また歯科では患者が横になるケースがほとんどですのでグレア(眩しさ・チラつき)にも注意が必要となります。
医院設計、クリニックデザインでお困りの方は、クレスデザインにご相談ください。クレスデザインは、これまでに多くの歯科医院やクリニックや飲食店の設計・内装デザインを手掛けてきた経験と実績があります。
ブランディングデザイン会社で学び得た知識と経験、これまでの実績を活かし理想の医院づくりを全力でサポートいたします。設計、デザインに関するご質問は、お気軽にお問い合わせください。